Prologue
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□デリバティブって?
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□デリバティブとは、その商品の価格が原資産の市場価格によって相対的に決まる金融商品。
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□原資産から派生したという意味(derive)で、デリバティブ(金融派生商品)と言われている。これを抜きにして、現在の金融はあり得ないのです。
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「原資産」って?
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□デリバティブは、派生したもの、すなわち大元(原資産)があって、それをいろいろ変えたものなのです。
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□その大元(原資産)は、以下の5つしかありません。
<1>現金
<2>預金
<3>貸し出し
<4>債券
<5>株式
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□この5つについては、デリバティブと呼ばれることはないのです。逆に言えば、これ以外のものは、全てデリバティブと呼ばれてもおかしくないのです。実際に、そう言われることが多いのです。ですから、デリバティブは、物凄い数の金融商品に渡るのです。
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□まあ、理屈はこのくらいにして、具体的に見ていきましょう。
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具体例って?
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□「預金」編
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□「預金」は、デリバティブではなかったですね。
↓でも
<1>宝くじ付の預金だったらデリバティブ。
<2>ゆとり返済ローンのゆとり部分はデリバティブ。
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□「貸し出し」編
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□お金の「貸し出し」は、デリバティブではなかったですね。お金を借りるのもデリバティブではないです。
↓でも
<1>貸借の金利を相殺して、金利だけを払ったらデリバティブ。
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□「株式」編
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□「株式」は、デリバティブではなかったですね。
↓でも
<1>株式を1年後に買うとすれば(先渡し取引)、立派なデリバティブ。
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リスクは?
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□デリバティブには、リスクのあまりない安全志向の商品から、ハイリスク・ハイリターンの投機性の高い商品まで、あります。商品の選択は、自己責任で!
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